探求者

神戸にいた二十代の頃、ヨーロッパにあるような、敷地内に噴水のある、部屋から海の見える素敵なマンションで一人暮らしをしていた。(家賃の半分はうんと歳上の彼氏が出してくれていた)

その頃の人生設計といえば、神戸から一生出るつもりもなく、こんな野良猫に餌を与えてくれる人さえいれば、家族も何も持つ気もなく、毎日チャラチャラと上の空で生きているのがとっても幸せで、いつ野垂れ死んでも構わないと思っていた。


その真意は、裏を返せば
余りにも強く真実を求め、故に中途半端なものに甘んじるくらいなら無で生きてやるといった、絶望からくる反抗心だったのだと今なら分かる。


そして今、、
あの頃の無責任な自分が無性に懐かしい。。
現実逃避だというのは分かっているけど。

結局、逃げていたのは自分で、どれだけ逃げても真実からは逃げられないんだ。
何故いつも見つかってしまうのだろうと思っていたけど、求め祈っていたのも自分。

全ては決まっているんだなあ。。

Blesstola

創造と冒険の旅の記録

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