冬至前に

今日私は

天体の導きにまかせ

身を投げ出して

全ての悲しみに平伏します


苦しみが

体の中でこだまする


個人の感情を越えた
数多くの魂の涙が
深い所から湧き上がり
私の体を通過するような感じがする



一度目の記憶…

ガシャーン!と音を立てて

シャッターが何度も何度も

ギロチンのように落とされるビジョンを見たあとに

突然麻酔が覚めてしまった


私は直視させられた


汚れた暗い天井が視界に入り

私はパニックになって、両足をばたつかせた

先生が慌てて私に麻酔を打ち

直後に意識を失った


病院から戻る途中

まだ麻酔から覚めきってなかった私は

太陽の眩しさに耐えられず

視界の色が反転し、一瞬気を失うのではないかと思ったが

そのまましばらく道端にうずくまっていた



二度目は

あまりに心を凍らせていたので

記憶は途切れ途切れ

白鳥か白鳩か

白い鳥がバタバタと飛び去っていく

ビジョンを見たのを覚えている



私はたったひとりで

人間への愛を葬り

心を冷たく凍らせて

深い場所に沈めてしまった


私の心は美にしか動かなくなった


物心付いた頃によく見た夢は

全身を括り付けられて路上に放置され

野犬に襲われる夢

(だから昔はずっと犬が怖かった)


そして出口を木の板で塞がれた大きなトンネルの中にいる夢



私は何かに復讐したかったのかもしれない

ここに来たくなかったから?

地球にいるつらさへの反抗なのだろうか?



私は参道で死にかけ(これは祖母から聞いた話で母は否定したので本当のところは分からない)

未熟児として生まれ

しばらく保育器に入っていたそうだ


夜泣きがあまりにもひどくて

私に比べると弟たちは楽だったと聞いた


2歳の頃に

救急病院の前で

自ら頭を鉄の枠にぶつけた

(今でも額に大きな傷が残っている)



私は間違ってここに来たのだと思い込んでいた

ジブリの「かぐや姫の物語」を見ると今でも号泣してしまう


命に反抗するというカルマ


それでも宇宙は

何も言わず

私が氣付くのを

長い長い間

ずっと待っていてくれていた



30歳の頃
初めて受けたリーディングで
その人は、私の前で一瞬、改まり
こう言った

「あなたは将来、宇宙の真実を知るでしょう」




ここに書ける事はここまでだけど

冬至前に少しだけ

記しておこうと思います




画:河鍋暁斎 「地獄太夫と一休」

Blesstola

創造と冒険の旅の記録

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